高度に発達した王道は異端と区別が付かない

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

面白かった。友人から事前に聞いていたとおり結構王道的な展開で、どれくらいオーソドックスだったかというと主人公とヒロインの名前がもう思い出せないくらい。
主人公は空が好きで、そこでは迷いもないし、そこでは正直なんだけれども、地上だと悶々としたり色々嘘着いたりする。そういうのを感じてるとラストは納得せざるを得ない。
自分がどこにいるかなにをするかはやっぱり満足感に大きく影響すると思った。
幸せの青い鳥は身近にいるから探しても無駄、なんてことはなくて自分が腰を据えて取り組めるものこと場所の近くにいる、んだとするとそれをそこをちゃんと見つけるもしくは自覚するのは大切だよね。つまり自分探しの旅超大事というのは自分擁護。
とりあえず Production I.G に映画化して欲しいです。それはスカイ・クロラか。